訪問見積もりが、引越し見積もりの方法として、最もスタンダードな形です。やはり、実際に家財道具や立地条件を確認してもらうのが、安心出来ますし、トラブルも少なくなにより確実です。引越しの見積もりを、下見とも言います。
まず下見に向かいながら、トラックの進入経路や道幅確認をします。次に搬出経路の確認として、一戸建てのお家であれば、玄関からトラックまでの距離。マンションなどの集合住宅であれば、エレベーターや階段からの距離を見ます。これが、アプローチ(アップ)と引越し業者が呼ぶものです。
立地条件などを確認したら、依頼主様の自宅へお邪魔します。営業マンは、玄関に入ると同時に皆様がどのような方なのかを見ています。靴を脱ぎながら、玄関に置いてある靴の数や種類、飾り物などを見て、家族構成などを考えてお客様と話をするネタを探していました。
それと同時に、掃除が行き届いているお宅であれば『引越しの荷造りもしっかりしてもらえそう』とか逆に行き届いていないお宅であれば『荷造りが引越し当日までに終わってるか不安だから、荷造り付きのコースを勧めよう』など、お客様と話をする内容も考えていました。
もちろんそれだけでは判断出来ませんが、参考にしているのは間違いないです。掃除が行き届いてないって、失礼な言い方だと思いますが、それは『子供さんが小さいから』『夫婦共働き』などいろんな理由があるのは理解してます。
しかし、それらの情報があってこそ、その依頼主にあったサービスが提案出来るのです。引越し業者は、少しでも利益に繋げなければ、商売になりません。そのあたりも、見積もりの駆け引きです。
引越し業者のサービスも日々進歩していますので、共働きのご家庭や、お子さんが小さくて、荷造りの時間がない方は、荷造り付きのコースをご利用ください。きっと、満足してもらえると思います。
ちょっと話がそれましたが、この訪問見積もりのメリットは、より安全に引越しが出来ると言えるでしょう。逆にデメリットは、ほとんどありません。強いて言えば、普段より掃除に気を使うところくらいです。
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