引越し幹事会社以外の引越し業者は、一斉入居の見積もりがあった場合、何とか契約を獲ろうと頑張ります。幹事会社より一軒でも多く契約を奪い獲り、自社の力をマンション販売会社に見せつけ、次の一斉入居物件の管理契約を貰おうと考えているからです。
★引越し幹事会社に依頼するメリット★にも少し書いていますが、幹事会社には幹事会社ならではの、制約があるのです。例えば、引越し料金はあらかじめ設定されていますので、あるお客様だけ特別料金を安く提示する事は、あまりありません。平日で仏滅などの場合は別ですが・・・
引越し業者にもよりますが、幹事会社であるのをいいことに、横柄な態度をとったり見積もり金額を高めに設定したり、通常では考えにくい様なことをしている業者もあるようなので、相見積もりは必ず取るようにしましょう。
引越し幹事会社以外であっても、搬入作業時に不利益になるような事はありません。さも、不利益があるような事を言う幹事会社もあるようですが、それはおかしな話しですので、気にする必要はありません。もし、気になるようであれば、マンション販売会社に報告して下さい。幹事会社はイチコロです。
最後に一つ・・・物件によっては、引越し幹事会社以外の引越し業者は、見積もり事体にも来てくれない・・分かり易く言うと、その物件への搬入作業を見積もる前から、断る場合があるという事です。
私の経験ですが、頑なに断り続けた物件がありました。それは、とても規模が大きなマンションで、敷地が広く、ちょっとした庭園を思わせるようなスペースがある、とてもお洒落なマンションでした。
何棟もあり、しかも高層マンション。とても良いマンションだと言うのは、建築途中でも十分に伝わってくるところでした・・・が!そんな大きな規模のマンションにも関わらず、トラックを置くスペースが1台分しかないのです!一番遠い棟ですと、エントランスまで、何百メートルというアプローチが出てしまう様な、引越し業者泣かせの最悪な条件でした。
『何時に終わるかわからないような、危険な条件の引越しはお受け出来ない』と、会社の方針で決定していましたので、ひたすらお詫びし電話を切らせて頂きました。
これは、特殊な例だと思いますが、そのような事も稀にありますので、ご理解の程をよろしくお願い致します。
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